神社参拝の豆知識
【神社参拝の服装】
神社に参拝の折りには、新しいものでなくてもよいが清潔な衣服を心がけます。
神さまと接する場合は、必ず心身が清らかでなければならないからです。
ハレの日の正式参拝には、正装あるいは晴れ着にしたいものです。
鳥居は聖域と俗域の境界ですから、いったん鳥居をくぐったら威厳を正します。
また、鳥居から社殿に至る参拝の道筋を参道といいますが、参道を歩くときはできれば真ん中を遠慮します。そこは正中(せいちゅう)といい、神さまが通られる道だからです。
【拝と揖】
神前での拝礼に際し、両方の手のひらを打ち合わせて鳴らすことを「かしわで」といいます。漢字では「拍手」と書かれますが、拍の字が柏の字と混同されて用いられたことから生じたといわれます。
拝(はい)は、腰を九十度に折った深いおじぎの姿勢で、最も敬意を表す神前での敬礼作法です。
拝には、座って行う座拝(ざはい)、立ったまま行う立拝(りっぱい)などがあります。
深いおじぎの拝に対して、揖(ゆう)は浅いおじぎの姿勢をいいます。
鳥居をくぐる前に一揖したり、二拝二拍手一拝の前後に一揖を加えるといっそう丁寧な作法になります。
【熨斗袋の表書き】
神社で祈祷を受ける際に供える熨斗(のし)袋の表書きは、「初穂料」あるいは「御玉串料」と書きます。
初穂料とは、その年に初めて収穫された稲穂を神にお供えしていた故事によります。
また、玉串料とは、改まった参拝や祈祷あるいは祭典に参列するにあたり神前に玉串(榊の小枝)を捧げることから、表書きとして使用されるようになりました。
この玉串料という表書きは、神葬祭や霊祭などの弔事の際にも使用します。
【お賽銭の意味】
お賽銭は、もとは祈願成就のお礼参りの際に、神仏に奉(たてまつ)った金銭のことをいいました。
それがしだいに参拝のときに奉る幣帛(へいはく)の代わりとしての金銭を意味するようになりました。つまり、お賽銭は供え物の一種なのです。
賽銭箱にお賽銭を投げ入れることは、これに自分の罪穢(けが)れや、災厄(さいやく)を託して祓い除いてほしいという意味も込められています。しかし、自らの真心の表現としてお供えすることなので、賽銭箱に投げ入れる際には丁重な作法を心がけたいものです。
【鈴を鳴らす意味】
多くの神社には、拝殿の中央、ちょうど賽銭箱の上あたりに、真鍮製の鈴が吊られています。この鈴には麻や紅白の紐が付いていて、参拝者はこれを振り動かして鈴を鳴らし、お参りします。
古来より鈴には魔除けの霊力があるとされ、その清々しい音色で参拝者を祓い清め、神霊の発動を願うものといわれています。
神さまを拝礼するにあたり、鈴のその清らか音色で神さまをお招きし、これから祈願を申し上げるという、一種の合図のような役割を果たしているのです。
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