神棚の歴史
【神棚の歴史】
神道はもともと社殿をもたず、例えば大きな岩、山などをご神体としてきました。
その後、社殿が造られるようになり、伊勢神宮に見られる神明造り、出雲大社に見られる大社造りなどの神社社殿様式が生まれました。
現在の神棚の形式は、伊勢神宮の社殿である神明造りのものが一般的な形です。
江戸時代中期には、神棚は庶民の生活に幅広く普及しましたが、そこには御師(おし)と呼ばれる人々の活躍がありました。
御師は社寺における案内人で、参詣者に宿泊の世話までする役割を担っていました。
伊勢神宮の御師は江戸時代、全国にお神札(ふだ)を配布しながら伊勢神宮への信仰を勧めました。
当時、各家庭では、このお神札を祀るために大神宮棚という特別な棚が設けられていました。この大神宮棚が今日の神棚の原型となり、家庭に神棚が設けられるようになりました。
【日本人と神棚】
私たち日本人の祖先たちは、稲作を中心とした生活を営み、稲の生育に合わせて数多くの儀式を生み出してきました。
こうした儀式は暮らしに密着したものであり、儀式の中心となる神さまは、私たちの生活を常に見守ってくださる身近な存在として崇められてきたのです。
さらに日本人は、神さまへの日々の感謝の念をあらわすため、神社からいただいてきたお神札を家の柱などに貼ったり、より丁重におまつりするために、神棚を設けてお神札をおまつりし、神さまのご加護を祈念してきました。
お参りの仕方は、神社の参拝と同じで、2回お辞儀をし、2回拍手(かしわで)を打ち、1回お辞儀をする二拝二拍手一拝(にはい にはくしゅ いっぱい)が基本です。
朝は家族の健康と安全を願い、一日の終わりには平穏無事に過ごせたことに感謝してお参りします。
また、お祝い事のあったときなどは、その都度神棚にその喜びをお伝えし、神の恩恵に感謝してお参りしましょう。
「神棚のいろは」
・神棚の種類・材質
・神棚のお参りの仕方
・神棚の歴史
・お神札とは
・神宮大麻とは
・神棚を祀る作法
・祓詞・神殿拝詞
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